子犬の甘噛みが治らない!適切な対処方法は?

子犬の頃から注意しておきたいのが噛み癖です。まだ乳歯の時でも噛まれるとけっこう痛い上に犬種によっては破壊力もバカにできません。子犬の甘噛みをやめさせる基本的な対処方法と、なかなか治らない場合の対処方法について解説していきます。 2019年05月07日作成

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しつける前に子犬が噛む理由を知ろう

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しつけを考える前に、なぜ子犬は甘噛みをするのか知っておくことが大切です。子犬が甘噛みをするのは主に2つの理由があります。ひとつは好奇心によるもので、何でも口に入れたくなってしまうのです。子犬はまだ何も分かりません。口にしていいものとダメなもの、そして危険なものも区別ができないので、飼い主さんの手も目に入れば噛んでしまいます。

そしてもうひとつは、歯の生え変わりによる違和感です。個体差はありますが、月齢4〜6カ月頃になると歯の生え変わり時期に入ります。乳歯から大人の歯へと変わることで歯がかゆいような感覚を覚えるため、何か噛みたくなるのです。この時期は子犬の甘噛みが特に激しくなるので、噛まれてはいけないものを子犬のそばに置かないよう注意しましょう。

噛んでもいいものを与えて区別させる

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子犬の甘噛みを放任してしまうと、子犬は「噛んでもいいもの」という認識を持ったまま成長します。成犬になってからは子犬の時ほど甘噛みをしなくなりますが、それでも家具や家電品などを噛まれては大変です。子犬の時に噛んではいけないものはきちんとしつけておきましょう。

まずやっておきたいのは、噛んでいいものといけないものの区別をさせることです。甘噛みがひどい時期のしつけにはオモチャを用意してください。子犬が噛むために作られたオモチャがあります。木製のものが多いですが、樹脂製品も出ています。ジャーキーのような固いオヤツもおすすめです。あまり大きなものは口に入らないので、子犬の口に入るサイズを選んであげましょう。子犬が何かを噛み始めたら「ダメ」と言って取り上げ、噛んでいいオモチャを与えてあげてください。飼い主さんの手を甘噛みする時も同じ要領で行います。噛みながら同時に歯磨きができるオモチャなどもあるので、成長に合わせて変えてあげるのもいいでしょう。

イタズラしてはいけないものはスプレーで対処を

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歯の生え変わりは子犬の甘噛みが最も多くなる時期です。この頃になると、ペット用のトイレからケージ、家具類に至るまで固いものは何でも噛んでしまうと思っていいでしょう。噛んでも取り上げることができるものや隠しておけるものはいいですが、テーブルの脚や家の柱などはそうはいきません。そんな場合は市販のスプレーで対処してください。

犬の甘噛みをしつけるための苦味のあるスプレーが売っているので利用してみましょう。口に入るものなので、必ず犬用のものを使ってください。ネットでも購入できますし、ペットグッズを扱っているところなら置いています。子犬が普段噛んでしまうところにスプレーしておくのです。噛むと苦味があるので、次第に噛まなくなります。噛まなくなるまで、スプレーはこまめに塗り直してください。

なかなか治らない時は?怒らずにしつける方法

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子犬と遊んであげている時に多いのが、飼い主さんの手を噛んでくることです。子犬にとって動く手は楽しいオモチャのように見えてしまうことがあります。それで噛んでしまうのです。「ダメ」と言ってオモチャを与えても止めない場合は、遊びを中断してその場を離れてください。
子犬にとって飼い主さんに無視されるのは悲しいことです。特に楽しい遊びの時間が中断されることで「噛んだら遊んでもらえない」と学習するようになります。できれば部屋から出て子犬の視界から外れるようにしましょう。数分置いて再び戻って遊んであげてください。噛んだらまた遊びを中断して離れるということを繰り返します。

また、噛み方がひどい時にはサークルに入れるなどの対処も必要です。例えばジャックラッセルテリアのようなアゴの強い犬種だと子犬でもかなりの破壊力があります。ドアなどを壊されることのないよう、部屋に入れないなど工夫しましょう。

飼い主さんが上手にコントロールしよう

子犬のうちに口に入れてもいいものといけないものを学習させるのは飼い主さんの責任です。特に人を噛むことがないように、子犬の時期にきちんとしつけておきましょう。適切なオモチャを用意してあげることも忘れてはいけません。遊びの時間をしつけに生かすなど、飼い主さんがコンロールしながら上手に信頼関係を築くようにしてください。子犬とたくさん遊んであげること、コミュニケーションを取ることがしつけのポイントであると覚えておきましょう。

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UCHINOCO編集部

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