日齢別!子猫が飲むミルクの適切な量と正しい飲ませ方

子猫に必要なミルクの量は、成長するごとに変わります。日齢別の適切なミルクの量と、ミルクの正しい飲ませ方をご存じでしょうか? 2019年02月15日作成

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子猫が飲むミルクの適切な量は、成長に合わせて変化します。子猫の健康管理のためにも、日齢別の適切量と正しいミルクのあげ方を知っておきましょう。

1.日齢別ミルクを飲む量

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子猫にあげる適切なミルクの量は、成長に合わせて細かく変化していきます。生後1日目から1か月までの間に、どのくらいのミルクをあげるべきなのかまとめました。

生後1日目~7日目

1回5~10ccのミルクを6~8回に分けて与えます。ミルクを飲む量が5ccなど、ごく少量のときはシリンジやスポイトを使うと便利。体重は70~120g程度が健康の目安です。

生後8日目~14日目

1回5~15ccのミルクを4~8回に分けて与えます。1日目~7日目に比べると、1度に与えるミルクの量と回数の幅が広がることに注目。成長スピードは子猫によってそれぞれですから、子猫に合った与え方を意識しましょう。体重はこの期間に、120~250g程度まで増加します。

生後15日目~21日目

1回5cc以上のミルクを4~6回に分けて与えます。この時期になれば、子猫が欲しがるだけミルクをあげて大丈夫です。たくさん飲むようであれば、飲めるだけ与えてください。体重の目安は250g~350g程度です。

生後22日目~1か月

そろそろ離乳食に切り替える時期です。少しずつミルクを減らしていきましょう。最初に離乳食を食べさせてからミルクを飲ませるようにしてください。

2.哺乳瓶から出るミルクの適量

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哺乳瓶からミルクが出すぎてしまうと、肺炎などのトラブルにつながります。抵抗力の弱い子猫が病気になってしまわないよう、哺乳瓶から出るミルクの量には注意しましょう。

適量は哺乳瓶を逆さまにして持ったとき、「ぽた」と1滴たれるくらいです。まったく垂れないようだと子猫は疲れてしまいますから、適量を意識して調整してください。

哺乳瓶から出るミルクの量からもわかるように、授乳にはある程度の時間が必要です。焦ってたくさんのミルクを飲ませることがないよう、時間に余裕を持った行動を心がけるようにしてください。

3.ミルクの缶の記載量

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子猫用の粉ミルク缶には、どのくらいミルクをあげればよいのかがきちんと記載されています。

先述した「日齢別ミルクを飲む量」でまとめたミルクの量は、お湯で溶かしたあとの分量。たとえ5ccのミルクをあげているつもりでも、それが非常に薄くては栄養が不足してしまいます。粉ミルク缶には、粉ミルクそのものの授乳量が書かれているので、併せて参考にしてください。

なお、粉ミルク缶に記載の授乳目安量は、「1回」ではなく「1日分」の量です。分量と併せて目安の授乳回数も書かれているため、指定のミルク量を回数で割って1回あたりの分量を算出します。

おすすめの方法は、1日分のミルクの分量を平らなトレイなどに広げ、等分になるようヘラやすり切り棒などで分けること。グラムで算出しようとすると、かなり細かく測れるスケールが必要になってしまいますから、目視での等分が簡単です。子猫が1日の目安量よりもミルクを飲まない場合は、栄養失調になってしまう可能性もあるので注意しましょう。

ちなみにお湯と混ぜるときは、粉ミルクに対して1.5倍のお湯を使うとちょうどよい濃さのミルクが作れます。

4.ミルクを飲む量より睡眠時間

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生後2週間ごろまでは、2~3時間おきにミルクをあげるべきです。しかし子猫がよく眠っているのに、わざわざ起こしてミルクをあげる必要はありません。おなかが空けば自然と目が覚めるので、様子を見ましょう。

ただし8時間を超えて眠り続けている場合は、低血糖に陥る恐れがあります。あまりに長く眠り続けているようであれば、タイミングを見計らってミルクをあげるようにしてください。

子猫にあげる適切なミルクの量や回数は、日齢によって変化します。上記を参考にそのときどきに合わせた量をあげるようにしてください。ある程度成長してからは、飲みたいだけ飲ませて大丈夫です。ただしあまりに飲まない場合は栄養失調に要注意ですので、獣医などへの相談も検討してください。

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UCHINOCO編集部

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