子猫の餌の回数~1日何回食べさせればいいの?

子猫が元気に育つように、食事の管理もしっかりしてあげたいものです。子猫の餌について、成長に合わせた食事の回数をご紹介します。 2018年01月17日作成

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「子猫の餌は1日に何回くらいあげればいいの?」「生後どれくらいの時期はどんな餌をあげればいいの?」初めて猫を飼育するとき、子猫をもらったときなど、初めての“育猫体験”ではわからないことがたくさんありますよね。とはいえ、餌は子猫の成長を左右する大事な要素です。しっかりと適切な食事で元気に育ててあげましょう。ここでは、初めてのときに戸惑いがちな、子猫の餌と回数についてご紹介します。

1. 子猫は一度にたくさんは食べられない

出典:https://www.shutterstock.com

子猫が餌をあまり食べないと心配する人もいるでしょう。その場合、餌を与える回数に原因がある可能性があります。

本来猫は、成猫であっても、一度にたくさんの量を食べる生き物ではありません。さらに体の小さい子猫は、まだ消化器官も成長しきっていないため、少しずつしか食べられません。

また、生後3ヶ月未満の子猫は、1日のうちの平均睡眠時間が20時間と言われています。少し食べては寝て、少し遊んでは寝て、を繰り返すのが日常です。あまり長い時間をかけて食事をすることもありません。

しかし同時に、子猫の時期はどんどん成長するために、多くのカロリーが必要な時期でもあります。そこで、少しずつの量を数回に分けて、十分な栄養を与えるようにするのが大切です。

2.【生後1ヶ月まで】子猫の餌の回数

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生後1ヶ月までの子猫の餌は、高脂肪・高タンパクな母乳か、または子猫用ミルクです。母乳は抗体を含むため、病気の予防にもなります。ミルクの場合は、必ず子猫用のミルクを選んでください。猫の消化器官に合わせて成分調整されています。

この時期の子猫はまだ体重100グラム前後と体が小さく、体温調整も上手ではありません。したがって、ミルクは人肌程度に温めてから与えて下さい。子猫用の哺乳瓶を使い、上手に飲めない子猫や、体力の少ない子猫にはスポイトを使ってあげましょう。

回数と量の目安としては、次のようになります。

・生後1週まで:2~3時間おきに4~5ミリリットル
・生後1週~2周:1日に5~6回 7ミリリットル前後
・生後2週~4週:1日に4~5回 10ミリリットル前後

3.【生後1~2ヶ月まで】子猫の餌の回数

生後4週くらいから離乳食に切り替えていきます。子猫用のウェットフードや、ドライフードをお湯でふやかしたものにしましょう。これらをミルクと一緒に与えて、少しずつ噛んで食べることに慣れさせていきます。

回数と量は、体重×200キロカロリーほどの量を3~4回に分けるのが目安です。

4.【生後2~4ヶ月まで】子猫の餌の回数

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まだまだ急成長期。この頃になると活動も活発になり、さらに多くのカロリーが必要となります。とはいえ、まだ胃は大きくないので、回数を分けて餌を与えるようにしましょう。
餌の種類は子猫用のものかウェットフード、または少ししっとりしたタイプを選びましょう。

回数と量は、体重×200キロカロリーほどの量を3回に分けるのが目安です。

5. 生後4ヶ月を過ぎたら

この頃になると乳歯も生えそろい、少し固めのキャットフードでも食べられるようになっていきます。

やわらかい餌は消化もよく食べやすいのがメリットです。一方、歯の隙間や口の中に残りやすく、歯周トラブルのもとになる可能性があるというデメリットもあります。硬めのドライフードは顎と歯を鍛える効果もありますので、少しずつ慣れさせ、食べられるようにしていきましょう。

またこの頃から、体の成長スピードが少し緩やかになり、だんだん必要カロリーも減っていきます。食事の量とカロリー量も調整していきましょう。

とはいえ、まだ子猫です。しばらくは1日3回の食事で、必要な栄養をしっかりと取れるようにしてあげましょう。

回数と量は、体重×200キロカロリーほどの量を3回に分けて与えるのが目安です。

6. ご飯を食べないときはどうする?

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子猫が、普段よく食べているフードを食べないときは、何か体に変調をきたしている可能性があるため、様子を観察してみましょう。観察する際のポイントは、フードの匂いを嗅ぎにくるか、匂いも嗅ぎたがらないのか、という点です。

フードの匂いも嗅がずに食べないときは、じっとして動かなくなったり、発熱などがあったりするかもしれません。便の状態やくしゃみ・鼻水など他に気になる症状がないかを確認し、早めに獣医師に診てもらいましょう。

フードの匂いを嗅ぎにきても食べない場合は、「そのフードに飽きた」「単に食べたくなくなった」というサインかもしれません。他の食べ物を要求したりする場合は、別のフードに変更すると良いでしょう。

注意すべき食べ物

猫にもあげてはいけない食べ物があります。注意が必要なのは、玉ねぎ、ネギ、にんにく、生卵、生肉、イカ・エビなど甲殻類、チョコレート、牛乳、ブドウなどです。これらを誤って口にした場合、健康に害を及ぼすことに繋がりますので、注意してあげましょう。

万が一、口にしてしまった場合、何を食べたのかを獣医師に連絡し、すぐに病院に向かいましょう。

子猫の成長に合った食事を選ぼう

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子猫の餌の回数を、成長の時期ごとにまとめました。

子猫は6ヶ月くらいで母猫から離れ、自立します。この6ヶ月の間に、しっかりと栄養を取って成長する必要があります。飼い主は子猫の母親として、子猫の成長に合わせた食事をあげる責任があるということになるでしょう。

子猫の様子をよく観察しながら、食事の回数を決めていってください。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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